実証分析を実施する力を確実に身につける
担当教員姉川 恭子 | 所属経済学科 | 専門分野応用ミクロ経済学、教育経済学 |
ゼミの内容
姉川ゼミでは、以下のようなトピックを扱います。
- なぜ大学に行く必要があるのか
- どのような人が長期的に幸せであるか
- 大学内の資源配分のあり方
- 良い教育とは何か
教育経済学を主に研究テーマとしてきましたが、最近は心理学系の分析や質的研究も行なっているため、関連する分野を学ぶこともできます。教員と専門分野が異なっても、広義の意味で「実証分析」を行うことを目指してゼミは進めていきます。過去のゼミ生の中には下記のようなテーマがあります。
- 幼少期の習い事における厳しい指導経験は将来のスポーツ継続に影響しているか
- 自宅生と通学生、どちらが成績優秀か
- 「聖地巡礼」の経済的効果とその他の影響
- サッカーで10番をつける選手とその他の背番号の選手で得点数に差があるのか
ゼミ生はこんなことができるようになる!
1. 問いの設定 課題から重要なテーマをいくつか抽出し、データ分析の要である「問い」を定める方法を学びます。
2. データ収集?分析 やりたい研究テーマに合わせた量的、質的分析の方法を学びます。またデータ整形や統計的な分析にあたっては、Excelや状況に応じてプログラミング言語を使用します。
3. 執筆正しい日本語で、わかりやすい文章構成、論文執筆の方法を学びます。
4. プレゼンテーション等 効果的な可視化の方法、パワーポイントを用いたプレゼンテーションの方法など、就職後にも必要な技術の修得を随時行っていきます。
ゼミ生 (OG?OB) の内定先
2023年が初年度のため今後随時更新します。
このゼミを目指す人の推奨履修モデル
ミクロ経済学、マクロ経済学、計量経済学に関する必修科目をしっかり修得することをお勧めします。調査設計に関する講義も大いに役に立つため、積極的に関連科目の学修をしておきましょう。
ゼミの活動内容
最終的に卒業論文で何を書きたいのか、大学生活の集大成として2年間をかけて何をしたいのかをじっくり考え、最初は問いを立てる方法について学んでいきます。その後は、各自の興味あるテーマの中から少しずつ焦点を定め、グループワークを行いながら同じゼミ生からのフィードバックをもらう機会を設けます。また、可能な限り各人の能力を最大限伸ばせるよう教員から個別の添削や指導を多く受けられるような授業設計としています。
授業外の活動は基本的に学生の自主性に任せており、就活対策や個別指導を希望する学生には随時対応しています。また、今後3、4年の合同ゼミや他大学の合同ゼミも予定しています。
ゼミで使用している「テキスト」や「おススメ本(漫画も含む)」
これまでのゼミで使用していたテキスト(毎年異なるテキストを使用するため、来年度のゼミで使用予定のテキストについてはシラバスをご参照ください):- 経済学関係
- その他
小塩隆士(2003)『教育を経済学で考える』日本評論社 ジェームズ?J?ヘックマン(2015)『幼児教育の経済学』東洋経済新報社 経済協力開発機構(OECD)編著(2023)『教育の経済価値』明石書店
マイケル?サンデル(2021)『実力も運のうち 能力主義は正義か?』早川書房 ロバート?ウォールディンガー他(2023)『グッド?ライフ 幸せになるのに、遅すぎることはない』辰巳出版
ゼミ指導教員の担当授業
ミクロ経済学Ⅰ、ミクロ経済学II
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