長 弘基/チョウ ヒロキ/Hiroki Cho
所属 | 【学部】機械システム工学科 【大学院】環境工学専攻 機械システムコース |
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役職/職名 | 准教授 | |
学位(授与機関) | 博士(工学) 筑波大学 | |
担当科目 | 【学部】 材料力学Ⅰ, 材料力学Ⅱ, 工業材料基礎, 機械工学実験Ⅱほか 【大学院】 材料力学特論 |
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略歴 | 2006年 筑波大学大学院 数理物質科学研究科 物性?分子工学専攻 修了 2006年 富山工業高等専門学校 助手 2007年 富山工業高等専門学校 助教 2008年 大分大学 助教 2013年 北九州市立大学 准教授 |
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専門分野 | 金属工学, 金属組織学, 材料工学, 材料力学 |
業績紹介
◎研究内容
形状記憶合金の高性能化の研究、
および形状記憶合金を用いたアクチュエータ?医療機器の研究開発
形状記憶合金の高性能化の研究、
および形状記憶合金を用いたアクチュエータ?医療機器の研究開発
最新の研究業績は下記をご参照ください
◎主な論文,主な外部資金
原著論文 (過去5年)
(1) 谷片 暁, 長 弘基, 山路敦士, 中島聡吾, 松田鶴夫 "Ti-Ni合金線材を使用した1 巻き形状記憶合金ねじりばねのばね特性および機能劣化特性に及ぼす熱処理の影響" ばね論文集 Vol.67 (2022) 15-21.
(2) Kazuto Takashima, Toshiki Imazawa, Hiroki Cho "Variable-Stiffness and Deformable Link Using Shape-Memory Material and Jamming Transition Phenomenon" Journal of Robotics and Mechatronics Vol. 34(2) (2022) 466-477.
(3) Hiroki Cho, Sho Nagamatsu, Takumi Sasaki "Study on Buckling Characteristics of a Convex Tape-Shaped Ti-Ni Shape Memory Alloy Element for Application to Passive Vibration Isolator Devices and Force Limit Devices" Actuators Vol. 11(3) (2022).
(4) Yuki Doi, Takumi Ishii, Hiroki Cho, Takumi Sasaki "Effects of the Volume Fraction of Martensitic-phase during Buckling Deformation on;Post-buckling Behavior of Tape-shaped Ti-Ni Shape Memory Alloy Element" Transactions of the Materials Research Society of Japan 46(1) 3-8.
(5) Atsushi Urakawa, Takumi Sasaki, Hiroki Cho "DYNAMIC PROPERTY OF POST-BUCKLED SHAPE MEMORY ALLOY AND ITS APPLICATION TO A BASE ISOLATOR FOR VERTICAL DIRECTION" International Journal of GEOMATE Vol.20(82) (2021) 101-108.
(6) Takumi Ishii, Hiroki Cho, Atsushi Urakawa, Takumi Sasaki "Finite Element Method Analysis of Effect of Thickness of Tape-shaped Ti–Ni Shape Memory Alloy on Post-buckling Behavior" Sensors and Materials Vol. 32(8) (2020) 2841-2849.
(7) K. Saka, H. Cho, Y. Takeda “The Effect of Constraint Conditions on the Bending Operating Characteristics of a Weft Yarn-type Shape Memory Alloy Actuator” Transactions of the Materials Research Society of Japan, 44[4] (2019) 123-127.
(8) T. Tsuda, C. Nakagawa, Y.Takeda, H. Cho,“Effects of heating/cooling-water temperatures on output power characteristics of forced cooling pulley-type SMA heat-engine”,Transactions of the Materials Research Society of Japan, 43[2] (2018) 81-84.
(9) C. Nakagawa, H. Cho,“Effects of Heating and Cooling Cycle on the Shape Memory and Mechanical Characteristics of Tape-shaped Shape Memory Alloy Element”,Transactions of the Materials Research Society of Japan, 43[1] (2018) 19-22.
(10) T. Akagi, C. Nakagawa, Y. Takeda, H. Cho,“Fabrication and Output Power Characteristics of a Pulley-type SMA Heat-engine Including the Idler Wheel with a Cooling System” ,Transactions of the Materials Research Society of Japan, 43[1] (2018) 23-26.
(11) H. Cho, K. Yamada, T. Okino,“New Analytical Method of Interdiffusion Problems”,Journal of Modern Physics, Vol.9 No.2 (2018) 130-144.
著書
(1) H. Cho, Y. Takeda, T. Sakuma, Advances in Shape Memory Materials, Springer (2017) “Fabrication and Output Power Characteristics of Heat-Engines Using Tape-Shaped SMA Element” pp.1-15.
(2) 長 弘基 他, トコトンやさしい形状記憶合金の本, 日刊工業新聞 (2016)
“温水の熱エネルギーで動くエンジン「形状記憶合金熱エンジン」” pp.94-95.
(3) 長 弘基, 未利用向上排熱の有効活用技術と実用展開,サイエンス&テクノロジー (2014)
“形状記憶合金熱エンジンの動作原理と排熱エネルギー回収システムの構想” pp.195-207.
外部資金
(1) 科学研究費補助金(基盤研究(C)) "板状形状記憶合金素子の座屈後特性を用いたパッシブ防振要素の設計基盤技術の構築" 代表 (2020~2022).
(2) 科学研究費補助金(基盤研究(C)) “形状記憶合金の新たな座屈後力学特性の解明とそれを用いたパッシブ防振系の高性能化” 分担 (2018?2020) 代表者 佐々木 卓実.
(2) 公益財団法人 鉄鋼環境基金2017年度研究助成金(一般研究助成?若手研究助成) “未利用工業温熱排水エネルギー回収に適用するプーリー内部加熱冷却型形状記憶合金熱エンジンの開発” 代表 (2017?2018).
(3) 国立研究開発法人日本医療研究開発機構 医工連携事業化推進事業の補助事業 ”内視鏡下手術を革新する形状記憶合金製多機能鉗子の事業化” 分担 (2017?2019) 代表者 佐久間特殊鋼.
(4) 公益財団法人科学技術交流財団 平成29年度育成試験 “手術器具に用いる形状記憶合金材料開発と物的特性試験の試験研究” 分担 (2017?2018) 代表者 佐久間特殊鋼.
(5) 科学研究費補助金(若手研究(B)) “形状記憶合金の機能劣化抑制技術および布状アクチュエータ制御システムの構築”, 代表 (2016-2018).
(6) 一般財団法人前川報恩会 平成27 年度学術研究 “小型?高出力な強制冷却プーリー型形状記憶合金熱エンジン開発のための冷却機構の研究開発”, 代表 (2015-2016).
(7) 公益財団法人北九州産業学術推進機構 平成27年度新成長戦略推進研究開発事業(シーズ創出?実用性検証事業), “形状記憶合金メッシュによるシート状アクチュエータ素材の開発”, 代表 (2015-2016).
(7) 公益財団法人北九州産業学術推進機構 平成27年度新成長戦略推進研究開発事業(シーズ創出?実用性検証事業), “形状記憶合金メッシュによるシート状アクチュエータ素材の開発”, 代表 (2015-2016).
(8) 財団法人JKA平成26年度自転車等機械工業振興事業補助金 「渦巻きばね型形状記憶合金素子を用いた貯世加熱型低温排熱回収器項の開発事業」 , 代表(2014-2015)
企業メッセージ
変形後、加熱すると変形前の形状に戻るという特殊な特性を持つ形状記憶合金は、そのユニークな特徴を生かし、すでに炊飯器の調圧口や携帯電話のアンテナなど身近な製品へ応用されています。
さらに、生体内での安定性が非常に高いため、歯列矯正ワイヤーや自己拡張型ステントなど医療機器にも応用されています。
しかし、本合金は開発されてからまだ日が浅く、一般的な認知度が低い材料であるため、未開拓の領域への応用拡大が期待できます。また使用温度環境などに制限があるなどの問題点もあり、それら問題点の克服による用途拡大などが期待されます。
そこでこの形状記憶合金の高性能化、および新たな応用としての形状記憶合金を用いたアクチュエータ?医療機器の研究開発を行なっております。