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北九州市立大学

福岡地方裁判所行橋支部勤務
法学部
法律学科
【2019年3月卒業】
松尾 叶美さん
【福岡県立八幡南高等学校出身】
  • 学生時代に学んだことや
    現在のお仕事で役に立っていることは?
     大学3年生から受講していた公務員講座での日々が非常に印象深く残っています。なかなか勉強や面接練習が捗らなかったり、これだけ努力しても合格できなかったら...という不安を感じたり、辛い時期ではありましたが、同じ受講生と励ましあいながら努力を続けた日々は、自分自身を成長させる貴重な経験となりました。
     また学生時代にボランティアサークルに所属しており、老人ホームや障がいのある子どもたちが通う保育園に行き、一緒に遊んだり、運動会のお手伝いをしたりする活動を行っていました。私たちがあたりまえに感じていることに難しさを感じている方々と接することで、自身の視野を広げるきっかけとなりました。
     現在窓口や電話で当事者に対し、手続案内等をする際には、裁判所職員として中立的な立場で接することを前提として、法律知識がない方の目線に立って説明することを意識しており、大学時代の活動で学んだことが役に立っていると感じています。
  • 現在のお仕事を選択されたきっかけは?
     今の職を選んだ一番の決め手は、業務説明会に参加した際、裁判所職員の雰囲気の温かさが非常に印象的だったことです。
     また、法律を扱う専門性の高い仕事にチャレンジしてみたいという思いから、裁判所職員の道を選びました。
  • 現在の職業についての内容や
    やりがいを感じるところは?
     現在裁判所事務官として、民事訴訟や民事調停、支払督促事件における裁判所書記官の補助事務を行っています。裁判所と聞くとテレビで目にする法廷の様子を思い浮かべる方が多いかと思いますが、基本的には執務室での仕事がメインとなります。窓口や電話での対応も行っており、事件関係者など日々多くの方と接しています。
     今まで民事裁判や刑事裁判を扱ういわゆる事件部での経験だけでなく、職員の勤務時間や給与等を管理する人事事務担当係といった、人や設備の面で裁判所を支える事務局の経験もあります。裁判所では幅広い分野の仕事に携わることができ、初めて行う業務については、最初は覚えることが多々あり大変ではありますが、それ以上に自分ができる仕事が増えることへのやりがいもあります。
      また、現在裁判所はデジタル化により大きな変革期を迎えており、自身の見方が固定化していないか?時代の変化や価値観の多様化に適応できているかという意識が重要となっています。  日常業務に対して感じる小さな疑問であっても、先輩や上司に遠慮することなく意見を言える職場ですので、自分の意見が反映されてより良い司法サービスの提供や職場環境の改善に繋がることは大きなやりがいとなっています。
  • これからの将来について
    目標や目指していることは?
     裁判所では、裁判所事務官として採用された後、内部試験に合格し、裁判所職員総合研修所での研修を終えることで、裁判所書記官に任官することができます。私自身もこれからのキャリアプランを考えながら、書記官としての道も視野に入れながらより一層法律知識の習熟に励んでいきたいと思います。
     また、まだ経験したことのない部署で働くことで、自身のスキルアップに繋げていきたいです。
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